2025 11月 | 株式会社エヌテクノ
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造船における消火配管工事

皆さんこんにちは!

 

山口県宇部市、下松市を拠点に造船の配管、溶接、鉄工などを行っている

株式会社エヌテクノ、更新担当の富山です。

 

 

 

造船における消火配管工事

― 命を守る「水の道」をつくる仕事 ―


■ 消火配管とは?

 

船舶には、火災発生時に乗組員自身が初期消火を行えるよう、
スプリンクラーや消火栓などの設備が整備されています。
これらを繋ぎ、船内のあらゆる場所へ瞬時に水を送るのが「消火配管」です。

海上では消防車が来ることはありません。
だからこそ、船が自ら火を消す仕組みを備えることが法律で義務付けられています。
(船舶安全法・SOLAS条約など)

消火配管工事は、まさにその“命綱”を形にする仕事です。


■ 消火配管の仕組みと構造

 

船の消火システムは、状況に応じて複数の系統を持っています。

  • スプリンクラー系統:自動で放水するシステム。火災を検知すると即座に作動。

  • 消火栓系統:人がホースをつないで放水するタイプ。

  • 機関室専用系統:燃料火災など特殊火災に対応。

 

これらは高圧ポンプで加圧された海水や淡水を利用し、
船内を縦横に走る配管ネットワークを通して、各装置に送られます。

配管材は耐食性の高いステンレスや銅合金が使われ、
設置後には耐圧・漏水・動作試験が行われ、安全が確認されます。


■ 消火配管工事の流れ

 

  1. 設計図確認とルート検討
    船内構造を把握し、最短で効率的に水を流せるルートを決定。

  2. 配管の加工と組立
    現場に合わせて溶接・曲げ加工を行い、寸法を調整。

  3. 取付・固定・防錆処理
    塩害対策のため防錆塗装を施し、振動で破損しないよう金具を強固に固定。

  4. 試運転・水圧試験
    実際に水を流して圧力や漏れを確認。安全性が確認されて初めて完了です。


■ 現場で求められるスキル

 

  • 正確な図面読解力

  • 精密な溶接・ねじ接合技術

  • 高い集中力と安全意識

  • チームワークと現場対応力

造船現場では、他の配管・電気・構造部と干渉しないように調整する必要があります。
そのため、現場全体を俯瞰して動ける技術者が重宝されます。


■ 求職者の方へ

 

消火配管工事は、「火災から人命を守る」ための極めて重要な仕事です。
一つのミスが命に関わるため、常に正確さと緊張感が求められます。

しかし、その分やりがいも大きく、
完成した船が海へ出るときには「自分の手が命を守っている」という誇りを感じられます。

この仕事で身につく技術は、一生ものです。
溶接・防錆・配管施工などのスキルは、他業種でも高く評価されます。

未経験者も、現場で先輩が一から指導します。
最初は誰でも初心者。大切なのは、**「安全を守る仕事がしたい」**という気持ちです。


■ まとめ

 

  • 消火配管は船の「防災生命線」

  • 高い精度と耐久性が求められる専門技術

  • 安全をつくる責任ある仕事であり、誇りを持てる職種

  • 技術を磨けば、造船設備全般のスペシャリストへ成長可能


造船業の中で、空調や消火配管のような設備工事は、
“見えない部分で船の命を守る仕事”です。

大きな船が安全に海を渡るためには、
ひとつひとつの配管、ひとつひとつのボルトにまで職人の技が息づいています。

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社エヌテクノでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

山口県宇部市、下松市を拠点に造船の配管、溶接、鉄工などを行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

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造船における空調・換気ダクト工事

皆さんこんにちは!

 

山口県宇部市、下松市を拠点に造船の配管、溶接、鉄工などを行っている

株式会社エヌテクノ、更新担当の富山です。

 

 

 

造船における空調・換気ダクト工事

― 船の中の“空気”を支える見えない技術 ―


■ 空調・換気ダクトとは?

 

造船における空調・換気ダクト工事とは、船舶内部の空気を循環・排出するための配管設備を設置する仕事です。
船の中は外のように自由に窓を開けることができません。
そのため、空調や換気の仕組みがしっかりしていないと、乗組員が快適に過ごせないばかりか、機械にも悪影響を与えてしまいます。

たとえば…

  • 居住区では、常に新鮮な空気を取り込み、温度と湿度を快適に保つ。

  • 機関室では、エンジンが発生する熱気やガスを排出し、安全な運転環境を維持する。

このように、空調・換気ダクトは**「人の健康」と「機械の安全」**を同時に守る重要な設備なのです。


■ 空調・換気ダクト工事の役割

 

ダクト工事は、建物でいう「血管」のようなものです。
空気を必要な場所へ送り、不要な空気を外に出す――
この“空気の流れ”を正確にコントロールすることが使命です。

主な作業内容

 

  1. 設計・製作図の確認
    船の構造図をもとに、配管ルート・寸法・接続位置などを確認します。

  2. ダクトの製作
    ステンレスやアルミ、亜鉛メッキ鋼板などの素材を使用し、
    加工機械で必要な形状に切断・折り曲げ・組み立てを行います。

  3. 船内での設置作業
    溶接・ボルト締結などで、船体の狭い空間にダクトを設置。
    空気漏れを防ぐための気密性確保も欠かせません。

  4. 試運転・調整
    空調機を稼働させ、風量や温度が適切かどうか確認します。


■ 造船のダクト工事が難しい理由

 

船は陸上の建物と違い、限られたスペースの中に何層にも区切られた部屋があります。
そこに配管・電気・機械・通信など、さまざまな設備が共存しており、
わずかな寸法ズレが大きなトラブルにつながることもあります。

また、船体は揺れや振動を受けるため、固定具の強度・防振設計も非常に重要です。
一つひとつの部品が、海上という特殊な環境に耐えられる仕様でなければなりません。

このような条件を踏まえて施工できるのは、
熟練した職人の技術と経験があってこそ。

ダクト工事は、見えないところで船の安全と快適さを支える“縁の下の力持ち”です。


■ 求職者の方へ

 

空調・換気ダクト工事の技術は、造船業だけでなく、ビル・工場・公共施設などにも応用できます。
造船現場で経験を積めば、多分野で活躍できる技術者になれます。

この仕事で身につくスキルは、

  • 設備設計の理解力

  • 精密な加工・組立技術

  • チームでの施工調整力

どれも将来につながる確かな力です。

未経験でも、図面の読み方や工具の使い方から丁寧に学べる環境が整っています。
「手に職をつけたい」「誇りを持てる仕事がしたい」
そんな方にぴったりの職種です。


■ まとめ

 

  • 船舶内の空気を循環させる重要設備

  • 居住区と機関室で異なる目的を持つ複雑なシステム

  • 精度・強度・安全性が求められる高い専門技術

  • 経験を積めば一生モノのスキルになる

 

 

空調ダクトは“快適な航海”を陰で支える命綱。
技術者としての誇りと責任が、確かにここにあります。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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