
皆さんこんにちは!
山口県宇部市、下松市を拠点に造船の配管、溶接、鉄工などを行っている
株式会社エヌテクノ、更新担当の富山です。
造船現場において、油圧・空圧配管は船の心臓部を動かす命のラインです。
舵の操舵装置、昇降機構、ハッチカバーの開閉、クレーン、ウインチ――
それらを支えているのが、油と空気の圧力を正確に伝える配管システムです。
油圧は「液体の力」で重い装置を動かし、
空圧は「圧縮空気」で精密な制御を行う。
この2つのエネルギーを安全に伝えるのが、配管職人の仕事です。
船が動くたび、舵が切られるたびに、
その内部で油圧と空圧が命令どおりに流れている――。
その正確さが、船の安全航行を支えています。
船舶の配管は、陸上設備とはまったく違う環境で設計・施工されます。
海上の振動・傾斜・塩害・温度変化――これらすべてに耐えなければなりません。
使用材質:耐食性に優れたステンレス(SUS316L)や銅ニッケル合金
施工方法:精密溶接・フレア加工・ねじ継手などを使い分ける
配置設計:狭い船内でも整然と配管が通るよう三次元的に配置
特に油圧ラインでは、漏れや圧力損失が命取りになるため、
一つの継手、一滴のオイル漏れも見逃さない慎重さが求められます。
油圧管のルート設計・取り回し
機器の配置を確認し、干渉を避けながら配管ルートを設計。
配管の仮組・固定・溶接
曲げ加工や取り回しを行い、溶接でしっかりと固定。
耐圧試験・漏れ検査
規定圧力をかけてテストを実施し、安全性を確認。
図面通りに仕上げるだけでなく、
現場での調整・判断力も必要とされる“技術職”です。
図面の読み取り力と空間認識力
高精度な溶接・曲げ加工技術
トルク管理・シール確認などの品質管理力
チームで作業を進める協調性
油圧・空圧配管は、まさに**「正確さと根気の仕事」**。
ミリ単位のズレが許されない世界で、
経験を積むほど腕が磨かれていきます。
船という巨大な構造物の内部を自分の手で作る達成感
配管1本の仕上がりが、機器の動作に直結する責任と誇り
未経験でも先輩のもとで基礎から学び、国家資格(溶接・配管技能士)を取得可能
海上輸送を支える“世界に誇れる技術職”
造船配管は、世界の海で活躍する船を支える仕事。
自分の技術が、世界の物流を動かしている――
そう実感できる、誇り高い現場です。
項目 | 内容 |
---|---|
対象設備 | 操舵・昇降・ウインチ・クレーンなど |
使用材質 | ステンレス、銅ニッケル、鋼管 |
必要技術 | 溶接・曲げ加工・耐圧検査 |
向いている人 | 正確さ・集中力・責任感のある人 |
油圧・空圧配管は「力を伝える技術」であり、
その精度が船の命運を握ります。
見えない場所で船の動きを支える――まさに、陰の主役と呼べる仕事です。
次回もお楽しみに!
株式会社エヌテクノでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
山口県宇部市、下松市を拠点に造船の配管、溶接、鉄工などを行っております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
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船を動かすための「血液」ともいえるのが燃料です。燃料タンクからエンジンへ、安定して燃料を送り届けるのが燃料配管の役割です。
もし燃料供給が止まれば、エンジンは停止し、船は航行不能に陥ります。さらに燃料漏れは火災や海洋汚染を引き起こす可能性があり、非常に高い安全基準が求められます。
燃料配管工事は、船の生命線を支える工事だといえるでしょう。
燃料配管工事は次のような手順で行われます。
設計
燃料タンクからエンジンまで、最短かつ安全なルートを決定します。
配管材の選定
油に強い鋼管やステンレス管を採用。爆発防止を考慮した素材や加工が必要になる場合もあります。
施工(切断・溶接・組立)
わずかな隙間や不良も許されません。精密な施工技術と高度な溶接技術が不可欠です。
テスト運転・耐圧試験
実際に燃料を流し、漏れがないか、圧力が保たれているかを厳しく検査します。
燃料配管は「安全性」が最優先です。小さな不具合が大事故につながるため、施工から定期点検まで徹底した管理が欠かせません。
また近年は国際的な環境規制により、燃料が重油から低硫黄燃料、さらにはLNG(液化天然ガス)へと移行しています。燃料が変われば配管も特殊仕様が必要になり、新しい技術や素材を取り入れる機会が増えています。配管工にとっては「常に学び続けられる職場」と言えます。
燃料配管工事は、責任感と誇りを持てる仕事です。
自分が施工した配管を通って燃料が流れ、巨大なエンジンが力強く動き出す瞬間は、大きな達成感を与えてくれます。
この仕事は緊張感を伴いますが、それだけに「自分の手で船を動かしている」という実感を得られます。
また、燃料配管の知識や技術は船舶だけでなく、プラントや産業設備の分野でも活かせるため、長期的に安定したキャリアを築くことができます。
燃料配管工事は、船舶を安全に動かす「心臓の血管」のような存在です。
船の生命線を担う責任ある仕事
技術が直接「船の運航」という成果に結びつくやりがい
環境規制の進展とともに新しい技術に挑戦できる成長性
これから船舶業界で働きたい方や、専門技術を身につけたい方にとって、大きな学びと達成感を得られる仕事です。
次回もお楽しみに!
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船舶のエンジンは、長時間にわたり高出力で動き続けます。高速航行するフェリーもあれば、世界中の海を何週間もかけて渡る貨物船もあります。そのどれもが、安定してエンジンを稼働させなければならないため、「冷却システム」は船の命綱です。
エンジンが高温状態になると、性能が著しく低下するだけでなく、部品の摩耗や変形が進み、最悪の場合は重大な故障を引き起こします。そのリスクを防ぐのが「船内冷却水配管」です。見えない部分の工事ですが、船が安全に運航できるかどうかを左右する大切な設備です。
冷却配管の基本は「熱を奪い、逃がす」ことです。
船体下部の取水口から海水を取り込む
熱交換器でエンジン内を循環する冷却水と熱を交換する
冷えた水が再びエンジンを巡り、温度を安定させる
温まった海水は船外に排出される
このサイクルによって、エンジンは一定の温度に保たれ、効率的かつ安全に動き続けることができます。
船内冷却水配管工事は、以下の手順で進められます。
設計・ルート決定
エンジンルームの限られたスペースを考慮し、メンテナンスしやすいルートを設計します。
配管材の選定
腐食に強いステンレスや銅合金などが使われます。海水に触れる部分は特に錆や劣化に強い材料が求められます。
取り付け・溶接作業
高温・高圧に耐えられるよう、精度の高い溶接が不可欠です。熟練した職人の技術が発揮される場面です。
試運転・圧力テスト
実際に水を流し、漏れや圧力不足がないかを入念に確認します。船の安全性を担保する最終チェックです。
この仕事は「船の命を守る」やりがいのある工事です。
自分が施工した配管がエンジンを冷やし、船が世界の海を走り続ける――その達成感は大きなものです。
また、配管や溶接のスキルは船舶だけでなく、工場や建築現場など幅広い分野でも活かせます。専門性を身につけることで、一生ものの技術を得られる職種といえます。
船内冷却水配管工事は、船の安全運航を裏から支える重要な役割を担っています。
施工には高い技術力と正確性が求められますが、その分だけ「誇り」と「やりがい」を感じられる仕事です。
エンジンを守る重要設備を扱う責任感
専門技術を身につけられるキャリアの魅力
世界中の船を支える大きな達成感
船の仕事に関わりたい方、技術を磨きたい方にとって、大きな挑戦となる現場です。
次回もお楽しみに!
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配管工事というと「管をつなぐ作業」が目立ちますが、実はその配管を 支える金具の存在 がなければ成り立ちません。
それが「配管支持金具の取付」です。
金具はあまり目立ちませんが、船舶の安全運航においては欠かせない存在。
ここでは、支持金具の役割や施工方法、職人の技術について詳しく見ていきましょう。
振動から守る
船は常にエンジン振動や波の揺れを受けます。金具がなければ、配管が擦れたり割れたりして破損につながります。
荷重の分散
長い配管は自重でたわみます。一定間隔で金具を取り付けることで荷重を分散し、破損を防ぎます。
安全確保
揺れで配管が外れると大事故につながる恐れも。金具は「命綱」と言っても過言ではありません。
バンド型:細い管を束ねて固定。
ハンガー型:天井や梁から吊るすタイプ。
サドル型:床や壁に固定。
スライド式:熱膨張に応じて動きを許容。
防振金具:ゴムやバネを組み込み、振動を吸収。
用途や環境に応じて最適な金具を選ぶ必要があります。
ルート図の確認
設計図をもとに金具の設置位置を決定。
取付基礎の準備
船体フレームや梁に溶接・ボルトで基礎を作る。
支持金具の設置
配管径や重量に応じたサイズを使用。
配管の仮置き・調整
配管を仮設置して水平・傾斜を確認。
本締め・仕上げ
振動対策や耐久性を考えた最終調整を行い完成。
船体の揺れを想定して「遊び」を持たせる
温度変化で膨張・収縮することを考慮
金具の間隔を均等にして美観と強度を両立
支持金具の配置が美しいと、それだけで職人の技術力がわかるとも言われます。
正確な測定・墨出し能力
溶接やボルト締結の技能
狭い場所での作業に耐える体力
「見えないところまで丁寧にやる」誠実さ
支持金具は完成後にはほとんど人の目に触れません。
しかし、それがあるからこそ 船は安全に世界の海を航行できる のです。
「目立たなくても、なくてはならない存在」――
そんな仕事に誇りを感じられるのが、この業務の魅力です。
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暑さ厳しい折、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
現場も気温に負けず、元気に稼働中です!
今月からブログ更新頑張っていきます!
造船業の中でも、配管工事はまさに「船の血管づくり」と呼ばれる重要な仕事です。
その第一歩が 「配管ルート設計」。
これは単に図面上で線を引く作業ではなく、船全体の機能性・安全性・メンテナンス性に直結する責任重大な工程です。
ここでは、配管ルート設計の具体的な内容や役割、現場での工夫ややりがいについて解説します。
船の内部は、エンジンや発電機、冷却装置、居住区、厨房、トイレなど、あらゆる設備がぎっしり詰まっています。
その限られた空間に 燃料・冷却水・油圧・空気・給排水・消火設備 など、多数の配管を通す必要があります。
もし設計を誤れば…
配管同士が干渉して施工できない
メンテナンス時にアクセスできない
揺れや熱によって破損リスクが高まる
といったトラブルが発生します。
だからこそ、配管ルート設計は 安全・効率・耐久性 のすべてを考慮した緻密な作業なのです。
基本設計の確認
造船設計士から渡される基本設計図をもとに、どの区画にどの配管が必要かを確認します。
機器配置とのすり合わせ
ポンプや冷却装置、タンクの位置が決まらないと配管も決まりません。艤装(ぎそう)設計チームと綿密に調整。
ルートのシミュレーション
CADや3D設計ソフトを用いて、配管の通り道をシミュレーション。配管が交差する部分やスペース不足がないかを検証します。
安全基準の確認
造船は国際規格(IMO規則)や船級協会の基準を守る必要があります。耐火距離や防爆区画など、規定を満たすルートであるかを確認。
施工図の作成
現場の職人が迷わず施工できるよう、詳細な施工図を作成。配管径・材質・接合方法まで指示します。
限られた空間との戦い
船内は人が立ち入れるスペースも限られ、機器が密集しています。わずか数センチのクリアランスが重要。
熱・振動への配慮
エンジン近くは高温、甲板近くは寒暖差が激しい。振動の影響も強いため、伸縮や揺れを吸収する柔軟性を持たせた設計が必要です。
メンテナンス性の確保
点検口やバルブに手が届くか、配管を交換するときに他を外さなくてもいいか――設計段階から将来を見据えた工夫が求められます。
CADソフトの操作(2D・3D)
造船規格・安全基準の知識
流体力学や圧力損失計算の基礎
現場経験に基づく空間把握力
単なる「設計者」ではなく、現場を知る設計者 が求められます。
配管ルート設計が成功すれば、施工現場はスムーズに進み、船の完成後もトラブルのない安心な運航が実現します。
「自分の設計が船の心臓部を支えている」――その誇りが、仕事のモチベーションにつながります。
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(株)エヌテクノです。
キツい仕事とも言われますが楽しさもあります。
是非ホームページ拝見してください。
今年一年も無事に仕事が終わりました。
(株)新笠戸ドック様ならびにお世話になった方々には大変感謝しております。
(株)エヌテクノを支えてくれた
従業員、下請業者にも感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました
日に日に秋が深まってきました。
仕事の後は、アツアツおでんやお鍋が美味しい季節です!
年末に向け、何かと忙しい日々が続きますが、
コロナ禍はまだ収束しておりません!
お互いに感染防止対策を欠かさず気をつけましょう!!
下松近隣の大手プラント会社様で
配管工事を行ってます。
久々に違う現場なので新鮮ですね‼︎
安全と品質にはやはり高い意識を痛感しました。
今年からは色々幅広く配管、鉄工、溶接の仕事をメインに行う予定です、ではまた。