造船における消火配管工事 | 株式会社エヌテクノ
オフィシャルブログ

造船における消火配管工事

Share on Facebook
LINEで送る

皆さんこんにちは!

 

山口県宇部市、下松市を拠点に造船の配管、溶接、鉄工などを行っている

株式会社エヌテクノ、更新担当の富山です。

 

 

 

造船における消火配管工事

― 命を守る「水の道」をつくる仕事 ―


■ 消火配管とは?

 

船舶には、火災発生時に乗組員自身が初期消火を行えるよう、
スプリンクラーや消火栓などの設備が整備されています。
これらを繋ぎ、船内のあらゆる場所へ瞬時に水を送るのが「消火配管」です。

海上では消防車が来ることはありません。
だからこそ、船が自ら火を消す仕組みを備えることが法律で義務付けられています。
(船舶安全法・SOLAS条約など)

消火配管工事は、まさにその“命綱”を形にする仕事です。


■ 消火配管の仕組みと構造

 

船の消火システムは、状況に応じて複数の系統を持っています。

  • スプリンクラー系統:自動で放水するシステム。火災を検知すると即座に作動。

  • 消火栓系統:人がホースをつないで放水するタイプ。

  • 機関室専用系統:燃料火災など特殊火災に対応。

 

これらは高圧ポンプで加圧された海水や淡水を利用し、
船内を縦横に走る配管ネットワークを通して、各装置に送られます。

配管材は耐食性の高いステンレスや銅合金が使われ、
設置後には耐圧・漏水・動作試験が行われ、安全が確認されます。


■ 消火配管工事の流れ

 

  1. 設計図確認とルート検討
    船内構造を把握し、最短で効率的に水を流せるルートを決定。

  2. 配管の加工と組立
    現場に合わせて溶接・曲げ加工を行い、寸法を調整。

  3. 取付・固定・防錆処理
    塩害対策のため防錆塗装を施し、振動で破損しないよう金具を強固に固定。

  4. 試運転・水圧試験
    実際に水を流して圧力や漏れを確認。安全性が確認されて初めて完了です。


■ 現場で求められるスキル

 

  • 正確な図面読解力

  • 精密な溶接・ねじ接合技術

  • 高い集中力と安全意識

  • チームワークと現場対応力

造船現場では、他の配管・電気・構造部と干渉しないように調整する必要があります。
そのため、現場全体を俯瞰して動ける技術者が重宝されます。


■ 求職者の方へ

 

消火配管工事は、「火災から人命を守る」ための極めて重要な仕事です。
一つのミスが命に関わるため、常に正確さと緊張感が求められます。

しかし、その分やりがいも大きく、
完成した船が海へ出るときには「自分の手が命を守っている」という誇りを感じられます。

この仕事で身につく技術は、一生ものです。
溶接・防錆・配管施工などのスキルは、他業種でも高く評価されます。

未経験者も、現場で先輩が一から指導します。
最初は誰でも初心者。大切なのは、**「安全を守る仕事がしたい」**という気持ちです。


■ まとめ

 

  • 消火配管は船の「防災生命線」

  • 高い精度と耐久性が求められる専門技術

  • 安全をつくる責任ある仕事であり、誇りを持てる職種

  • 技術を磨けば、造船設備全般のスペシャリストへ成長可能


造船業の中で、空調や消火配管のような設備工事は、
“見えない部分で船の命を守る仕事”です。

大きな船が安全に海を渡るためには、
ひとつひとつの配管、ひとつひとつのボルトにまで職人の技が息づいています。

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社エヌテクノでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

山口県宇部市、下松市を拠点に造船の配管、溶接、鉄工などを行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちらから!

 

facebook_face