2025 9月 18 | 株式会社エヌテクノ
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日別アーカイブ: 2025年9月18日

船内冷却水配管工事とは?エンジンを守る重要な仕事

皆さんこんにちは!

 

山口県宇部市、下松市を拠点に造船の配管、溶接、鉄工などを行っている

株式会社エヌテクノ、更新担当の富山です。

 

 

 

船内冷却水配管工事とは?エンジンを守る重要な仕事

 

 

 

船舶に欠かせない冷却システム

 

船舶のエンジンは、長時間にわたり高出力で動き続けます。高速航行するフェリーもあれば、世界中の海を何週間もかけて渡る貨物船もあります。そのどれもが、安定してエンジンを稼働させなければならないため、「冷却システム」は船の命綱です。

エンジンが高温状態になると、性能が著しく低下するだけでなく、部品の摩耗や変形が進み、最悪の場合は重大な故障を引き起こします。そのリスクを防ぐのが「船内冷却水配管」です。見えない部分の工事ですが、船が安全に運航できるかどうかを左右する大切な設備です。


冷却水配管の仕組み

 

冷却配管の基本は「熱を奪い、逃がす」ことです。

  1. 船体下部の取水口から海水を取り込む

  2. 熱交換器でエンジン内を循環する冷却水と熱を交換する

  3. 冷えた水が再びエンジンを巡り、温度を安定させる

  4. 温まった海水は船外に排出される

このサイクルによって、エンジンは一定の温度に保たれ、効率的かつ安全に動き続けることができます。


工事の流れ

 

船内冷却水配管工事は、以下の手順で進められます。

  • 設計・ルート決定
    エンジンルームの限られたスペースを考慮し、メンテナンスしやすいルートを設計します。

  • 配管材の選定
    腐食に強いステンレスや銅合金などが使われます。海水に触れる部分は特に錆や劣化に強い材料が求められます。

  • 取り付け・溶接作業
    高温・高圧に耐えられるよう、精度の高い溶接が不可欠です。熟練した職人の技術が発揮される場面です。

  • 試運転・圧力テスト
    実際に水を流し、漏れや圧力不足がないかを入念に確認します。船の安全性を担保する最終チェックです。


求職者へのメッセージ

 

この仕事は「船の命を守る」やりがいのある工事です。
自分が施工した配管がエンジンを冷やし、船が世界の海を走り続ける――その達成感は大きなものです。

また、配管や溶接のスキルは船舶だけでなく、工場や建築現場など幅広い分野でも活かせます。専門性を身につけることで、一生ものの技術を得られる職種といえます。


まとめ

 

船内冷却水配管工事は、船の安全運航を裏から支える重要な役割を担っています。
施工には高い技術力と正確性が求められますが、その分だけ「誇り」と「やりがい」を感じられる仕事です。

  • エンジンを守る重要設備を扱う責任感

  • 専門技術を身につけられるキャリアの魅力

  • 世界中の船を支える大きな達成感

船の仕事に関わりたい方、技術を磨きたい方にとって、大きな挑戦となる現場です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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