
皆さんこんにちは!
山口県宇部市、下松市を拠点に造船の配管、溶接、鉄工などを行っている
株式会社エヌテクノ、更新担当の富山です。
船を動かすための「血液」ともいえるのが燃料です。燃料タンクからエンジンへ、安定して燃料を送り届けるのが燃料配管の役割です。
もし燃料供給が止まれば、エンジンは停止し、船は航行不能に陥ります。さらに燃料漏れは火災や海洋汚染を引き起こす可能性があり、非常に高い安全基準が求められます。
燃料配管工事は、船の生命線を支える工事だといえるでしょう。
燃料配管工事は次のような手順で行われます。
設計
燃料タンクからエンジンまで、最短かつ安全なルートを決定します。
配管材の選定
油に強い鋼管やステンレス管を採用。爆発防止を考慮した素材や加工が必要になる場合もあります。
施工(切断・溶接・組立)
わずかな隙間や不良も許されません。精密な施工技術と高度な溶接技術が不可欠です。
テスト運転・耐圧試験
実際に燃料を流し、漏れがないか、圧力が保たれているかを厳しく検査します。
燃料配管は「安全性」が最優先です。小さな不具合が大事故につながるため、施工から定期点検まで徹底した管理が欠かせません。
また近年は国際的な環境規制により、燃料が重油から低硫黄燃料、さらにはLNG(液化天然ガス)へと移行しています。燃料が変われば配管も特殊仕様が必要になり、新しい技術や素材を取り入れる機会が増えています。配管工にとっては「常に学び続けられる職場」と言えます。
燃料配管工事は、責任感と誇りを持てる仕事です。
自分が施工した配管を通って燃料が流れ、巨大なエンジンが力強く動き出す瞬間は、大きな達成感を与えてくれます。
この仕事は緊張感を伴いますが、それだけに「自分の手で船を動かしている」という実感を得られます。
また、燃料配管の知識や技術は船舶だけでなく、プラントや産業設備の分野でも活かせるため、長期的に安定したキャリアを築くことができます。
燃料配管工事は、船舶を安全に動かす「心臓の血管」のような存在です。
船の生命線を担う責任ある仕事
技術が直接「船の運航」という成果に結びつくやりがい
環境規制の進展とともに新しい技術に挑戦できる成長性
これから船舶業界で働きたい方や、専門技術を身につけたい方にとって、大きな学びと達成感を得られる仕事です。
次回もお楽しみに!
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山口県宇部市、下松市を拠点に造船の配管、溶接、鉄工などを行っております。
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